好き? (コクリ)

今朝ぐうぜん見た「コクリコ坂から」のCM。路面電車に乗る寸前に海ちゃんが気持ちを告げるシーンを丸々使っていた。あのシーンでお客さん増えるのかな。疑問。
コクリコ坂から」は週末に見た。冒頭5分ほどが素晴らしかった。主人公海ちゃんが作る朝ご飯がほんとうにおいしそうで、思い出すたびにあのハムエッグが食べたくなるし、冒頭に流れるあの歌には、これからどんな物語が始まるのかとわくわくさせられた。タマフルのシネマハスラーを聞き直して宇多丸さんは仲間だ!と勝手に思ってしまったほど。
後半になるにつれて、物語の展開についていけなくなったり、素人目にも主要人物の甘いと感じてしまったり(ゲド戦記は全編に渡ってこれを感じた)、その他大勢の生徒の書き込みが均一すぎてつまらなかったのがとても残念だったけど、監督である宮崎吾朗の心に茨を持った少年っぷりが随所に現れていて、逆説的な言い方かもしれないけれど、とても好感を抱いてしまった。この世界観、嫌いじゃない。次に彼がどんな映画を撮るのか楽しみにしています。