好き? (コクリ)
- 作者: スタジオジブリ,ニュータイプ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 単行本
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「コクリコ坂から」は週末に見た。冒頭5分ほどが素晴らしかった。主人公海ちゃんが作る朝ご飯がほんとうにおいしそうで、思い出すたびにあのハムエッグが食べたくなるし、冒頭に流れるあの歌には、これからどんな物語が始まるのかとわくわくさせられた。タマフルのシネマハスラーを聞き直して宇多丸さんは仲間だ!と勝手に思ってしまったほど。
後半になるにつれて、物語の展開についていけなくなったり、素人目にも主要人物の甘いと感じてしまったり(ゲド戦記は全編に渡ってこれを感じた)、その他大勢の生徒の書き込みが均一すぎてつまらなかったのがとても残念だったけど、監督である宮崎吾朗の心に茨を持った少年っぷりが随所に現れていて、逆説的な言い方かもしれないけれど、とても好感を抱いてしまった。この世界観、嫌いじゃない。次に彼がどんな映画を撮るのか楽しみにしています。