OUR MAGIC HOUR


東京行き最後の目的は東京じゃないけれど、横浜トリエンナーレ。前回に続き、今回もなんとか行くことができました。前回よりも規模が小さいと思いきや、実際の展示内容はぎっちりと。もっとゆっくり見る時間を作るべきだったな。
一番印象に残ったのは野口里佳さんの写真。撮影場所は世界のどこか。想像をかきたてられる楽しみ。
ヘンリック・ホーカンソンの展示は本当に二度驚いてしまう。ダミアン・ハーストは美しくもグロテスク。オルガンとあわせてあの部屋の印象も強い。金理有の陶芸はハリウッドの映画で使われていそうな格好よさ。シガリット・ランダウの映像は色、形ともすばらしく美しい。ジュン・グエン=ハツシバの試みは発想が素晴らしい。冨井大裕、戸谷成雄は近くで見たり、遠くで見たりが楽しい。クリスチャン・マークレー(24時間ループ!)、八木良太、ミルチャ・カントルの映像はずっと見ていたい。


NYKにて。

横浜のとある家庭の子供部屋とつながっている光。

時間によってあたる光の位置が変わる。音も気持ちよく。

映像と置物は別の展示。展示のいろんな組み合わせが楽しかった。

横浜美術館前にいた12体のうち、この子は3月ちゃん。

NYKで「TOMAPAI」。10分後には他の文字に変わっていたけど。粉わさび。

今回のトリエンナーレはなんだかすごく楽しかった。現代美術はよくわからない、ではなくて、難しいことを考えないで楽しむのがいちばんなのかもしれないと思った。