爆弾処理やらエビやら。

ハート・ロッカー [DVD]

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シネコンで見られなかった「ハートロッカー」がミニシアターで公開されたので、見てきました。
映画自体はフィクションとはいえ、戦争は今この瞬間にもおきているんだと思えば呆然とする他ない。前半の淡々とした描き方から少しずつ心が動き始める描写にすごく引き込まれました。
TBSラジオタマフル放課後ポッドキャストでのハートロッカー論争をじっくりと聞いたらもう少し考えがまとまるのかな。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/2010/03/dapart_1_1.html

第9地区 Blu-ray&DVDセット(初回限定生産)

第9地区 Blu-ray&DVDセット(初回限定生産)

先週は「第9地区」を見てきました。これはもう何も情報を入れずにとりあえず見に行きな、とだけ。

でもどうしても言いたいことが1つだけあるので、ちょっとたたみます。
(直接このページに来た方もご注意あれ)

私は、いまだにスーパーで生きているエビを見るのとモヤモヤしちゃうくらいには、この映画のことをよく考えています。





エビ親子と友達が最初にゴミの山の中で登場するシーン。ちょっとひっかかったけれど、スラム街描写としてどこぞで見たのかなあと思っていたのです。そしてあのラストシーン。ゴミの山の上での清らかなエビ描写。ええ、号泣しました。ここでさらにひっかかる。これ、何かに似てる…と30分後に気づきました。「ウォーリー」!

ウォーリー [DVD]

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ゴミの中で何かを待ち続ける切ない心。ウォーリーのそれは寂しさから端を発するものだけど、エビのそれはその先の希望の一端を示すものとして描かれているという違いはあるにせよ、すごく似ていると思いました。

第9地区」、最初は薄ら笑いを浮かべながらなんじゃこりゃって見ていたし、つっこみどころが満載なのは間違いないのだけれど、それすらチャーミングに思えるくらい、大好きです。