白金台〜上野散歩

先日の日記の続き。
taicoの翌日は日中ほぼ寝ていて夕方から飲み会。楽しすぎて泥酔してしまい、記憶が曖昧という情けない結果に。翌日の朝は気持ち悪さで起床。全く動く気になれなかったものの、途中立ち寄ったお店のお茶のおいしさに勇気づけられて白金台へ向かう。東京都庭園美術館で「ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描く私」という展示を見る。

刺繍やら手芸って究極的に自分と向き合う行為だと思うのだけど、それをアートとして昇華させるためには相当なエゴが必要だったんだろうなあという作品に目がいく。会場に入ってまず最初に目にする手塚愛子さんの作品と、展示順最後の清川あさみさんの作品が特にすごくて、出てくるときは少し疲労感を覚えていたくらい。庭園美術館のステキな洋館としての佇まいと庭の素晴らしさで中和されたけれど。

その後は用事を済ませ、上野公園へ。水上音楽堂でALEVAREというイベントをやっていてハウシュカやジムオルークを見たかったのだけれど帰りの飛行機の都合で最後までは見られない。けど、もしかして音漏れとかないかしらという浅ましい考え。だけど予想は的中!昼間から缶ビールを飲み干すおっちゃんの隣でぼんやりと音を聴きながら、びっしりと生えている蓮の葉を眺めてチルアウト。


転換時間に入った間に向こうに見えていた弁天堂へ。ちょうど巳成金の大祭法要にあたっていたらしく、たくさんの人。私も金運向上をお願いしてから上野公園を散歩。こういう気分のとき、一人っきりで人ごみを歩くのはなんか楽しい。屋台でつまみ食いなどしつつ、また水上音楽堂の方へ戻って音を聴きつつ気持ちはすっかり彼岸へ。

時間って無粋だよなあと思いつつ、その場を離れ帰路へと向かったのでした。