時間をうまくやりくりしたい

eastern youthの吉野さんが本当に必要な音楽は向こうからやってくるから、CDをあまり買わなくなったと言っていたそうだ。似たことを考えていただけになんだかうれしくなった。ちなみに音楽だけじゃなく、本やら映画やら、人間関係すら本当に必要なものは、こちらの受け入れ態勢さえあれば、向こうからやってくるのだと思う。やって来ないものは縁がないのだ、恐らく。
音楽を聴き始めた子供の頃には、洋邦問わず片っ端からロックの名盤と呼ばれるものを聞いていて、バンドブーム全盛期にキング・クリムゾンと山口富士夫のCDを借りたときにはレンタル屋の兄ちゃんに「学校に友達いるの?」と心配されたくらいだ。大学に入ってレコード屋でバイトを始めてから、ものすごい勢いでCDもアナログも買った。働きはじめてからも、食費を削ってでもCDを買っていたから、こんな日が来るとは思いもよらなかったんだけれども。
でも向こうからやってくる音楽はやっぱり今の自分が必要とし、寄り添ってくるような音たち。音楽が好きでよかったなあ、としみじみ思う。
そう思うからこそ、もっとたくさん音楽を聴く時間がほしいなあ。本を読む時間も。

写真:最近のお気に入りたちと読みかけの本
magic hourAnd She Closed Her EyesComicopera道はつづく黄金の羅針盤〈下〉 ライラの冒険 (新潮文庫)君のためなら千回でも(上巻) (ハヤカワepi文庫)