同じ駅と思いきや、乗り換えは100m先。

ふと思い立ち、夜行バスに乗って3週間前に行ったばかりの東京へ。めずらしくライブは見ない東京旅。
銀座三越「メアリーブレア 人生の選択、母のしごと」を最初に見て、色彩の美しさに目を奪われて、自分の中の何かが息を吹き返すのを感じた。

馬喰町のFOILギャラリーで新津保建秀×早見あかり「Spring Ephemeral」へ。これが一番の目的。真っ白な壁に飾られたあかりさんの写真は透明感あふれる美しいものだった。フィールドレコーディングされた音のうち、昨年葉山で録音されたものはあかりさんが先日脱退したももいろクローバーの「あの空へ向かって」をくちずさんでいて、それを聴きながら海の写真とあかりさんの横顔の写真を見ていると涙が出そうになった。お願いしたコンセプトブックを受け取るのがとても楽しみ。
さらにオペラシティで「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」。少女(実の娘さんではなかった!)を撮影した写真の光の柔らかさと、風景写真のシャープのかかり具合の対比がとても気持ちよかった。さきほどたまたま録画していたNHKの「ディープピープル」(http://www.nhk.or.jp/deeppeople/log/case0425/index.html)でホンマさんの撮影風景を見たら、またこの写真展が見たくなってきた。たぶん90年代から今までで一番彼に興味を持っていると思う。


他にも一箱古本市からの谷根千ぶらり歩き、神保町で絵本探しをしたら目的の絵本が案外すぐに見つかったり、FOILギャラリーと同じビルにあるお店で東ドイツの切手を見て切手収集欲が久しぶりに俄然わいてきたり、友達と話していたら自分の頭の中に点在していたことがどんどんつながっていって考えがまとまってきたり。
たくさん歩いて疲れたけど、それよりも楽しすぎて、自分の中にぎゅっと力があふれてくるのを感じた。