豊かな島

前週に続き、また瀬戸内国際芸術祭がらみで今度は香川の豊島へ行ってきました。芸術祭終了1週間前の週末とあって、すごい人出。


「遠い記憶」。記憶への扉がたくさん。

ここにつながるコンクリートの道にはなぜか無数の肉球の跡。か、かわいい…

家の中のものに縛りつけられた恐竜の化石を見たり。

家そのものが漁網に捕われている中で

さらに皿が布に捕われていて。

でものれんはキャンディ(パチもん?)で。

大地の芸術祭でも見た青木野枝。これは「空の粒子」。見る角度で印象はどんどん変わる。

森万里子「トムナフーリ」。山道をのぼった後に広がるこの光景の異物感はものすごくて、でも惹き付けられずにはおれず、また行きたくなる。ただ、私がいる間は光る気配すらなかった。

この日の第一のメイン、豊島美術館。予備知識なしに体験するべし。びっくりして、楽しくて、係員の人にいろいろ聞いたり、あちこちじっと見ていたらあっという間にタイムアップ。もっと落ち着いたらぜひまた行きたい。

第二のメインは数日前にあることを知ったジム・オルークのライブ。豊島美術館の整理券の都合で20分ほど遅れてしまったけど、激しく降っていた雨と12弦ギターの音色が相まって、とても素敵なライブだった。
演奏後にジムが頭上のミラーボールに頭をぶつけてしまったのもなんだか愛らしかった。

たくさんの人が狭い島で動くせいか、移動はとても大変だったけれど、豊島に行けて本当によかった。必ずもう一度行きたいと思っている。