目に見える全てが優しさと遥かな君に伝えて

やっと書けた。

2週間ほど前に広島で見て以来、ずっとモヤモヤし続けていたひふみよツアー。再度高松で参加してきました。
数日前まで行くかどうか真剣に悩んでいたけど、ふと聴いた「流星ビバップ」の歌詞の素晴らしさに今さら気付き、何度もリピートしているうち、やっぱり行こうと決意。結局モヤモヤしてたのは、私の小沢健二というアーティストに対する一方的で、まるで言いがかりのような思いなだけで、広島で見た小沢健二は素晴らしい歌い手さんだったではないか、という思いもあり。

結果として、行って本当によかった!心からそう思う。

さすがに15年ほど前の曲をそのまま歌うには納得のいかない部分もあったのか、ちょくちょく変えられた歌詞。例えば「天使たちのシーン」では真夜中にラジオから流れるのは「スティーリーダン」じゃなくて「いちょう並木」。ほかの曲でもいくつかあった。
一番大きかったのは「ラブリー」。客に歌詞を覚えさせる。それで「感じたかった」僕らを待つ。Lovely, Lovely way, 「完璧な絵に似た」。
あの頃は素晴らしい時間だった。だけど、歌ってるのはあの頃の小沢健二じゃなくて、2010年を生きる小沢健二。そう、そこにいるのは間違いなく今の歌い手としての小沢健二その人でした。新曲もこれからきっとブラッシュアップされてもっとよくなるんじゃないのかしら。何しろ小沢くんの表情がとても素晴らしかったのだ。本当に。

そうそう、この日はなんと「今夜はブギーバック」はsmooth rapバージョン。スチャダラパーが参加してのブギーバックだったのですよ。贅沢!ワールドカップの試合がある日はスチャがスケジュールを入れてなかったので実現できたそう。これも行ってよかったと思った一因。

しかし、「流星ビバップ」〜朗読〜「僕らが旅に出る理由」という冒頭の素晴らしさはいつまでも忘れないだろうな。今回見られなかったたくさんの人たちが、小沢くんの歌を直接聴ける機会がたくさん訪れますように。

Eclectic

Eclectic

ライブで「麝香」を聴いて、数年ぶりに聴き直すなど。(一度売り払ったので買い戻しました…ごめんなさい)


ライブ前に会場のサンポート高松から見た夕暮れの瀬戸内海。