そして静かに心は離れてゆくと

※全体的にテンションが低いので「キャー!王子ー!」という気持ちの方はスルーされることをオススメします…




ひふみよツアー@広島に参加してきました。当初はtaicoclub翌日ということもあって行くのを諦めていたけれど、何度手元から離れそうになってもなぜかチケットが戻ってくるので、呼ばれている気がして、なんとか会社を休んで広島へ。
会場に着くとオリーブ少女の残党というよりも、同じような世代ながらあまりライブ会場ではご一緒したことないような雰囲気の人が多い気がする。それでもtwitterで「小沢くんが好きすぎてどうしよう」とつぶやいたくらい気持ちが高まっていた私。物販でTシャツ(かわいい!)とうさぎ!本を購入。
開演時間を10分ほど過ぎて、ライブが始まる。
そこに小沢くんがいて、声を発している、という事実だけで涙が止まらない。そして歌。盛り上がらないはずはない。ない、のだけれど…
ライブが進むにつれ、なぜか盛り下がる私の気持ち。一体感のある会場に入っていけず、感じる疎外感。ライブが始まったときから「ああ、私は小沢くんの音楽が好きで、あんなこともこんなこともあった」といろいろ思い出していて、盛り下がり続ける気持ちと合致したところは、なぜ私は小沢くんの音楽から一時期離れてしまったのか、ということ。90年代のほとんどを東京で暮らしていたけれど、「LIFE」が一番盛り上がっていた時期、私が暮らしていた東京と「LIFE」で描かれていた東京の姿があまりにも乖離していて、どうしても聴くのがつらかったんだった。ライブでみんな同じ振り付けで踊ったり、同じところで腕をあげたりとか、フリッパーズの頃からのファンだった私には「なにそれ」としか思えなかったんだった。
ということを思い出して、ためいきひとつ。
でもね。あれから何年も経って、やっぱり小沢くんが新しく音源を出すといえばちゃんと聴いていたし、今年始めに小沢くんがライブをやると聞いたときの胸の高鳴りはこの先ずっと忘れないと思う。
だからきっと、もう一度ライブを見たら、この先に続く道を感じたりできるかな。そうしたら印象はがらりと変わる気がするんだ。
だから2週間ほど後にどんなことを感じるのか、それを楽しみにしています。

あ、新曲の感想は控えておこう。LIFE期の曲たちとは明らかに立ち位置が違う歌だから、あの場でどうこう言うのはフェアじゃない気がした。
それに思っていた以上に声は出ていたし、次は渋谷さんとの演奏が聴きたいなと思ったりもする。

そうして小沢くん、じゃなくて小沢健二って呼び捨てにできるように早くなりたいとも強く思う。