「ぜんぶ、フィデルのせい」を観てきました

cloudy32008-04-06


1970年代初頭のフランス。裕福な家庭でのびのびと暮らしていた9歳のアンナ。だけど両親が共産主義に目覚めてしまい、彼女の生活は一変してしまう。あれもこれもフィデルカストロ)のせい!?

そんな映画を観てきました。何が素敵って、主人公アンナちゃん。彼女のふくれっつら、わからないことは「なぜ」と聞く姿勢、自分でよく考えて答えを導きだそうとするところ、彼女は私よりもずっと大人なのではないかとさえ思える。裕福な家庭に育ち、甘い考え方から簡単にキョーサン主義に傾倒したりするような両親を持っているのだから必然なのかもしれないけれど。だけど親だって大人のようで大人ではないものね。本当に自分が大人になったと思えるときは一体いつなんだろう、などとも思ったりした。あ、私もアンナと同じく自分のことしか考えてないと怒られそうだな。
アンナの弟、フランソワがものすごく愛らしかったことも記しておきます。気の強い女の子が主役の映画にはこういうマイペースな弟が欠かせませんね。あとアンナの強い目を見ていると「地下鉄のザジ」がたまらなく観たくなりました。