さびしい

昨日見つからなかった本を探しに、小さな本屋さんへ行く。そこは大型書店で見つからない本が何故だかよく置いてある。
期待してドアを開けると様子が変。「閉店セール」の文字がかかれている張り紙。車で5分も行けば、大きな書店がある立地にあるそのお店。さらにもう1店舗、近所に大きな書店が出来る。そのせいで閉店するんだろうか。
小さい頃から、本を買うと言えばお小遣いのほかにお金をもらえたので、よく本屋に通っていた。そこの本屋さんは本とパンを一緒に売っていて、母と行くとパンも一緒に買ってくれた。おばさんがとてもきれいで、お話をするのが大好きだった。だけどある日、お店の隣にスーパーが建つことになって、おばさんはお店を閉めた。あのときは本当にさびしくて、新しく出来たスーパーのことが大嫌いになっていた。あれから何年経っても、あのときのさびしい思いはこの胸に残っている。

※今日はこれが聴きたい気分
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