旅には身ひとつで出かけたい
東京の大学に通っていた。大学時代は寮住まいで、しかも毎年部屋を変わることになっていたから、なるべく荷物は持たないように決めていた(CD、本は無理だったけど)。
卒業後も東京にしばらく住んでいた。2回引っ越したので、やっぱり荷物は少なめを心がけていた。
いろいろあって、実家の岡山に戻った。我が家は狭いので、荷物は持たないよう心がけてはいる。けれど、甘えが出ているのか、荷物は増える一方。しかも、自分で把握できないくらいの量。
荷物が把握できなくなってから、自分も把握できなくなった気がしたので、片付けをはじめた。自分に必要のないものとはいさぎよくさよならする。それがお互いのためなのだ。
1年前くらいから自分にまとわりついていた幾分のしがらみとさよならしてきた。不安に襲われたりもしたけれど、そのおかげで他のいろんなこと、人と出会えた気がしている。ここ数年で一番身軽な気分。
傷になって浮かぶまで 忘れていたんだよ
変わり続けてる事も 忘れてしまうんだよそれは僕に「進め」と言うんだよ
キセル「夢の手紙」より
今日の1枚:SMENA 8Mで初めて撮った写真。