盛りだくさん

cloudy32008-04-20


すでにもう「旅」ではないような気もしますが、またまた京都へ行っていました。目的は違うところにあったのだけれど、とりあえず「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」がすごかったのです。
河鍋暁斎という幕末から明治維新の頃に活躍していた絵師の漫画家としての側面にスポットを当てた展示。習作を通じて完成した絵の力強さを感じることができたり、がいこつやカエルの作品のチャーミングさに心奪われたり、多分ずっとニヤつきながら展示を見ていたように思います。
http://www.kyotomm.com/2008/03/kyosai_manga_2008.php
この展示があった京都国際マンガミュージアム自体もなんだかすごい。学校跡地を再利用していて、運動場だった場所に芝を植えてそこに寝転んでマンガを読めたりする(実際たくさんの人が寝転んでいた)。しかもそれが街の真ん中なんだから余計にすごい。廃校利用しているだけに、建物内のあちこちになんだか懐かしい感じの装飾が残っているのも古い建物好きにはキュンとくる。近所に住んでいたら、マンガ喫茶よりも芝生に寝転ぶことができるこちらを躊躇なく選ぶ。
暁斎は没後120年ということもあって、京都国立博物館でも「絵画の冒険者 暁斎」という展覧会が開催中。細見美術館若冲北斎をとってしまったのだけれど、国立博物館にすればよかったかも・・と軽く後悔。もちろん若冲北斎は素晴らしいに決まっているのだけれども!

旅の本当の目的は長谷川健一さんのライブなのですが、感想は胸の中にしまっておこうと思うのです。長谷川さんが自主制作で作っているCD-R4枚に加え、DVD、ライブ音源などが長谷川さんのお父様が作っている染物の切れ端に包まれた箱に入ったボックス盤の予約購入者向けのライブ。ボックスはなんだか開けるのも勿体ないような素敵なつくりで、音源は毎日1枚ずつじっくり聞いていこうと思っている。

今日の1枚:持って行ったカメラがPEN EE3くんのため、写真現像に時間がかかっています。これは久々に見た夜の京都タワー(ケータイ撮影)