God Help the Girl

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール オリジナル・サウンドトラック

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール オリジナル・サウンドトラック

ベル・アンド・セバスチャンの中心人物スチュワートが監督した映画をようやく見ました。
うつ病と拒食症で入院している女の子が音楽を作ることで自分の進むべき道を見つける途中で、男の子と、もう1人の女の子に出会った短い夏を描いた物語。ファッションがとっても可愛いことは言うまでもないのだけれど、それだけでは終わらなかった。
主人公イブとジェームズが初めて2人で歌い踊るシーン(そう、これはミュージカル映画なのでした)で、なぜか感極まって泣いてしまう私。いやだわ、私はそんなにベルセバが好きだったのと思いつつ、再び歌い踊るシーンでさらに涙が止まらない。そしてふと気付きました。あ、これはまるでベルセバのアルバム「If You're Feeling Sinister」や「The Boy with the Arab Strap」を聴いていた時に感じた何かと同じものが目の前で繰り広げられているのだと。過ごしていないはずなのに、まるで自分が過ごした青春を振り返るかのような気持ちでもあったように思いました。
「はじまりのうた」もそうだったけれど、女の子が自らの意志を持って音楽を作る物語が本当に好き。それは普段音楽を聴く上でもそうで、実際に自ら音楽を作詞作曲していなくても、自らの強い意志でパフォーマンスしている女の子たちも大好き。音楽によって自らを表現している女の子たちは美しく、かっこいい。そんなことまで考えてしまいました。