たまには読了本数冊紹介。

生きる技術は名作に学べ (ソフトバンク新書)

生きる技術は名作に学べ (ソフトバンク新書)

読み終わったのは最近じゃなくて1月終わりだけど。ブログの空中キャンプを書いている伊藤聡さんの新書。どのページも楽しく読み進められるのだけど、7章「ハックルベリィフィンの冒険」から8章「赤と黒」は特に素晴らしくて、初めて新書を読んで泣いた。
老人賭博

老人賭博

これも2月あたまくらいに読み終わってる。一気に読めるから、松尾スズキファンでなくても読んでみるといいと思う。ハリウッド作品よりイギリス映画が好きな私は、クドカン作品より松尾さんの作品のほうが好みだ(もちろんクドカンも好きだし、クドカン作品がハリウッド作品ってこともない)
さらば雑司ヶ谷

さらば雑司ヶ谷

歳をとったせいか、例えそれが小説であったとしても暴力描写が苦手だ。なのに、女性なら思わず顔を背ける描写が多く綴られているこの小説を夢中になって読んでしまった。途中あまりに激しい描写に数日読み進めることができなかったけれど、再び本を手に取ったらやっぱり一気に読んでしまった。
圧倒的な筆力、と思わずつぶやいてしまうような。読後その世界にあてられたのか、2日ほど知恵熱を出してしまった。
板尾日記5

板尾日記5

娘さんのことが書かれているので、読み出すまで時間がかかった。その日の日記を読みたくなくて、少しずつ少しずつ読み進めた。私には子供はいないけど、板尾さんの娘さんと年の近い姪がいることもあって、他人の私が言うのもどうかと思うけど、胸がおしつぶされそうになった。それでも毎日は続いていくのが悲しくもあり、頼もしくもあり。

積ん読をしないように、本の買いだめは控えめにしています。